
実践の場としての交換留学
伊東 哲さん
教育学部 学校教育教員養成課程
留学期間:2014年9月~2015年5月
留学先:ゾイド大学
留学先大学について
ゾイド大学は信州大学と同じく蛸足大学で、オランダのいくつかの都市にキャンパスを持っています。留学先として選べるマーストリヒトのキャンパスは学生の数も多くなく、小規模なものです。また、クラブ活動などは一切ありませんでした。学校のスタッフの方々はとても親切でした。
学習面について
授業は英語やオランダ語、法律、歴史、異文化間コミュニケーション、EUなどの科目を履修しました。英語のクラスはケンブリッジ英語検定のCAEのレベルで設定されていました。また先生はそのレベルに達していない日本人向けに授業の延長をしてくれました。オランダ語は初歩的なレベル、その他の授業はプレゼンがあるものや、講義を聴くものもありました。
生活について
ゾイド大学があるマーストリヒトは治安が良く、街もきれいなところでした。物価については、日本と比べて野菜は安いですがそれ以外はあまり変わりません。
留学で得たこと
英語力は高まりましたが、それよりも異文化に対する理解と関心が高まりました。オランダは移民が多く、人種も宗教も単一的な国家ではありません。日本にいるときから異文化に対する姿勢は学んでいましたが、オランダで生活すると異文化に触れる機会が実際に得られるので勉強になりました。
後輩へのアドバイス
交換留学は違う文化の人と触れ合える貴重な機会です。そのことについて勉強していたとしても実際に体験するのとしないのでは大違いだと思うので、ぜひこの機会を上手に利用してください。また交換留学は実際に英語を使って授業を受ける機会です。留学に行って英語力は伸びますが、事前にある程度英語を使えるようになっておくとより効果的だと思うので、日本にいるうちからしっかりと英語を勉強しておくことが大事だと思います。